一人舞台

生きづらさに悩む、元ひきこもりのブログ、日記

生き辛さに悩む元(暫定)ひきこもりの「日記」

引きこもりからの社会復帰

とかいう話をニュース番組で取り上げていて、引きこもりではないにしろ、他人事とは思えなかったので見てみた。

NPOの職員の方が当事者の元を訪れ、話をしたり、支援施設への紹介をするといった内容。

といっても尺が20分程度なので把握できなかった事も多かった。

 

テレビがこういう話題を取り上げる時は、どうせ偏った「ひきこもり悪」みたいな取り上げ方をするんじゃないかと懸念していたけど、結論から言えば、結構希望の持てる話だったと思いますよ。

 

それで、その担当の方のスマホにほぼ毎日自殺をほのめかす、あるいは相談するような内容のメールが来るんだとか。

そういった案件をどれだけの人数で対応していくのかはわかりませんが一人一人親身になって相談にのっていくのは非常に大変だなと思いました。

つまりそれだけこういった問題の根が深いという事なのか。

 

「引きこもりになる原因」

パッと思いつくのでイジメだろうか。

今回の場合は「離婚」とか「一家心中」等

考えただけでもトラウマになりますし、自分も母子家庭だったのでそういう話を聞くと胸が痛む。

自分も学校(特に中学)へ行くのが嫌だったし、今思い返すと周りも嫌だったが、それ以上に自分自身愚かだったと思う。

(考えようによっちゃ、学校って結構残酷な場所だよな。)

 

一番関心させられたのが、職員の対応方法。

やっぱり当事者の方々も最初は全く取り合ってはくれないのだけど、そこを根気よくジョークを交え、最後まで和やかな雰囲気を崩さず、対応していくという。

こういうのって説教したり、引っ張って尻を叩くみたいな対応を連想しますからね。

とはいえ本人の心動かすには時間と努力が必要になる。業を煮やした理事長が介入、少しだけ説教のようなことをする場面があった。

いろいろ考え合っての事だろうけど、あれはダメだね。

ペースを乱していたし、明らかに当事者の態度も曇っていた。

 

度重なる説得の末、ようやく本人も心を開き、施設の見学へ行く決心をした。

その様子を見ていると、ぎこちないながらもちょっと吹っ切れたようで笑顔もあった。

親ともほぼ口を聞かないような関係だったのが、親の職場の見学に訪れ、会話もしてみたりなんてこともあった。

おお!凄いじゃないか!

「それで解決よかったね」みたいに受け取られがちだけど、これは単なる始まりであり、ここからまた積み重ねていかなければならないわけである。

無事に上手くいってほしいね。

 

やっぱり相談できる場所や人がいるって大事だよ。

ちょっと話をするだけでも心が軽くなることもあるだろうし、直接的な解決とまでいかないまでも、第三者が関わることで、そのキッカケを作ることは出来ると思う。

強制だとか圧力をかけるやり方ではなく「気軽に」ってところが重要だね。

まあ、急がば回れだ。

大変だとは思うけど、もっとそういう感じのが増えてくれるといいな。

 

 

 

以降個人的な余談

しかし、施設に行くとなると集団生活になるじゃないですか。

「生活」だけで、そこに雑談みたいなコミュニケーションをちょいちょい挟むくらいならいいんですが、「皆一丸となって、何かをやりとげる」みたいなのは依然として苦手だし、好きになれない。

まあ、3人くらいでならいいんですが、10人20人というのはやはり嫌だ。

集団がいる。人に囲まれている状態がなんとも居心地が悪い。

「他者との関係を持つ事そのことに否定的である」というわけではないです。

今まで引きこもっていた人にとって、大層堪えることではなかろうか。

とはいえ彼らはまだ十代。克服できる余地もあるだろうし、或いは集団の楽しさを知らないだけかもしれないし、それが必要な場面も多々あるでしょう。

あの懐疑的なサポステなんかも仰っていますが「個々にあったやり方で」というのを出来る限り尊重してあげてほしいところ。

「普通」に順応できたらいいんですけどね。

 

 

 

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