一人舞台

生きづらさに悩む、元ひきこもりのブログ、日記

生き辛さに悩む元(暫定)ひきこもりの「日記」

ニート、山に登る

以前行けたら行くとわけのわからないことを言っていたが、己の行動力を鍛える一環で決行!

バスの乗り方すらわからないんだもん。

標高600メートル程度の山で、歩道も整備されていて気軽に登れるというので大丈夫だろうと。

レッツ!猿投山ラリー! 

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最寄りのバス停。廃墟みたいだが・・・。

 

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電車とバスを乗り継いだだけで、もう山奥だ。

 

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いざ行かん!と思ったが早速道に迷い、散歩コースに行ってしまった。

畑仕事をしていた近くの住民に助けてもらい事なきを得る。ありがとう!

 

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山に登るなんて人生で初めての経験である。川の水が綺麗だし、音もせせらぎと蝉の鳴き声が聞こえるくらいだ。う~ん静寂。

 

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「気軽に」とは聞いてはいたが、現実はコレだ!山の「気軽」を信じてはいけない!

アップダウンが非常に激しく、早くもバテ始める・・・。

そりゃ富士山や槍ヶ岳レベルからしたら気軽なんだろうけど。

 

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一旦開けた場所に出る。おお!これは凄い!町が一望できる!が、霞がかっているのが・・・。

 

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山に鉄塔が生えている光景はよく見ますが、その真下に行く事になるとは。

 

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木々が生い茂りいよいよ山の中だと感じさせてくれる。

遭難者の連絡や熊注意の看板があってビビる。

ここで迷ったら絶望的だ。まあ、歩道を逸れて探検に出るような愚かなことをしなければ大丈夫だ。

 

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WRCでオーストラリアの石はボールベアリングにも例えられるとか解説があったけど、ここはオーストラリアではないが本当にそうかもしれない。

全コースグラベルで滑る滑る。

 

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展望台がある所が山頂なんだろうか?と来たものの最高地が半分である。

ここじゃないか。

この時点で顔に蜘蛛の巣が何度も引っかかり、うんざりし始めていた。

 

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展望台と仰るがそれらしいものも無いし、何より見えねぇーんですけど!

 

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どうやら道を間違えたようだ。山頂への道を通り過ぎ、ハイキングコース?へ出てしまった。かなりの遠回りと体力と水分のロスである。やれやれ・・・。

 

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幸いにも熊には出会わなかったが、蛇が・・・!

 

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この辺りから道も一層険しくなり、道そのものも狭い。ここに来るまでにかなり疲れがきており、足を踏み外すと考えるとゾッとする。

疲労が蓄積すると足に力が入らなくなってくる。

 

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何とか山頂付近まで来たんだけど、ここも違うんだろうか?「山頂」の道しるべを頼りに結構上ったんだけど。

 

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こういうのが見えるよと、わざわざイラストで解説されているのだが、やっぱり見えない。

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こっちは比較的マシだ。いや~双眼鏡を持ってくるべきだった。

 

この時点でかなりの疲労と足の痛みがあって、なにより水も切らして脱水が怖かったので、帰りのことも考えた後、戻ることにした。なにせここから入口まであの険しい道を疲れ切った体で2時間近くかけて戻らなければならない。無理は禁物だ。

ひょっとして山頂はこの先だったんだろうか?写真で見るとどうも違う。詳しい地図が無いのでどこが山頂なのかよくわからない。

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普段ずっと家にいて、運動がてらその辺をブラブラ歩くことはあったが、ここまでキツイ思いをして山に登ったことはなかった。

見渡す限り木々が生い茂り、川もあって高い場所から地上を見下ろせる。

最後にそんな経験をしたのいつだっただろうか。見るもの全てが新鮮だった。

しかし帰りはそんな余裕は流石に無く、足の痛みと疲労に耐え、少しづつ慎重に下山する始末。

登りより下りの方がキツイ。高低差が激しくて降りる度に足に痛みを感じるし、砂利道なので滑るのも怖い。車で例えるとサスペンションが壊れてんだね。着地が難しいんだ。登りならつらいだけだ。

 

時期も涼しくなった時を選んで良かった。それでも終始汗だくで、みるみる水分を奪われる。夏真っ盛りだったらやばかっただろう。途中に給水できる場所もない。川の水を飲むわけにもいかないしね。

後は平日に行ったのも良かった。全然人がおらず、最終的に見かけたのは10人程度である。

これが混雑時だったら、その辺の石で休憩なんてできないだろう。とにかく道が狭いのだ。かと言って、休憩せずに強行したら死、あるのみである!ベンチの数も少ない。

せっかく非日常、自然に囲まれた場所に来ているのに人だらけだったら興が冷めるでしょう。

で、山の挨拶はわすれない。苦楽を共にしているからね。

 

ネットを見ていると何でも集団で行動するのが至高。一人は寂しいかわいそうなやつなんだという感じってないだろうか?

いやいや一人にもちゃんとメリットはある!

いつ、どこに、どうやって、どれくらいいるのかを全て自分の都合で決めることが出来る。皆の顔色、空気を気にする必要もないのだ。

よく皆がやっている集合写真をとってイェ~イ!みたいなノリについていけないので一人は快適だった。

 

とにかく疲れた。出口を見つけた時は「これで帰れる!」と心底安堵した。

山頂付近に行ったときは達成感があったような気がしたんだけど・・・。

家にいるばっかじゃ感じられないことって沢山あるんだなぁ。

決断してみて良かったと思う。

 

しかし、心残りなのがあそこは山頂だったのか?ということ。

案内表示はあったし、かなり近い場所だとは思うけど、なんか違うよね・・・。

 

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