最後に仕事を辞めてから、というより挫折してからどれくらい経っただろうか。
「何故動かないのか?」そう問われたら、正直に白状します。「現状維持が楽だから」です。
やっぱりどう考えても、言い訳しても、そこに行き着く。そうならざるを得ない。
社会に出るのは不安です。人間関係は難しい、しんどい。また仕事についてダメ人間っぷりを発揮して、怒られ続け、「どうしてお前はいつも・・・!」となるのはもう嫌です。長時間労働にも耐えられない。
仕事さえなければ「普通」でいられるのに!何度そう思ったことだろうか。
ですから、「甘えだ!」と言われれば、認めざるを得ないでしょうし、内心自覚しているから嫌な気分になるのだろう。こんなんですから、同じ境遇の人にも甘えの精神を感じることでしょう・・・。
ですが、これが甘えなら、仕事や家族、収入、その他人間関係、自分の容姿、学力、能力に不満を持ちつつも「仕方がない、そういう風にしか自分はできない、皆そうだから、皆我慢しているから、嫌々続けて変える努力をしない」人も甘えだと言いたい。
他人に甘えだ!と断罪する人よ、自分にも牙を向けることができるのか!
とまあ、それはともかく。漢字が書けないと恥ずかしいから勉強しよう、英語も今勉強したら少しは理解できるかも、とたけけがカッコいいからギターを練習しよう、軟弱な体ではいかんから筋トレとウォーキングを続けよう、一応病院の就活デイケアにちょこちょこ顔を出そうと、こつこつ努力・・・?はしていますが、これがなんだというのだ。
就職に挫折したことが切っ掛けで、今の道が開けたと語る人が何人かネットの記事で見かけましたが、何故自分ではないのだろうかといつも思う。
そういう回り道をして認められる成功者にもなれそうにもない。
現状維持が楽だとは書いたけど、ふとした瞬間、心の声と形なき世間が自分を刺してくるんだ。今のままというわけにもいかないでしょう。
そう思って、確かに何度か働き始めたこともあったけど、結局挫折しちゃったじゃないか。
どうすれば、どうすれば!と考え続け、ただ時間だけが過ぎていく。
だから皆引きこもるのかもしれないなぁ・・・。