一人舞台

生きづらさに悩む、元ひきこもりのブログ、日記

生き辛さに悩む元(暫定)ひきこもりの「日記」

過去の事を考えてみる

三年前の事。

自転車屋でアルバイトをして半年くらいが過ぎた時にNPOからの紹介である男性が働くことになった。

確か年が同じくらいで、当時自分が23歳だったから、それくらいだろうか。

休憩時間に少し話をしただけでも「どこか自分と通じるところがあるような」そんな感じがした。わかりやすく、悪い言い方をすると不器用な人ね。

自分も忙しかったし、シフトとかの関係で実際に彼の仕事ぶりを見る事はあまりなかったのだけど、店長の話を聞く限り、出来が悪いと。状況判断が貧しい。接客もダメ。自転車の修理、点検もまだ無理と。

自分の場合も接客はあまり褒められたものではなかったが、自転車の修理、点検の方面で誤魔化せていた節があった。

それから4ヶ月程で、彼は退職することになった。

彼の口ぶりからすると、自ら辞めることを決断したというよりは、仕事が不適合としての退職だと思う。

その何日か前に、NPOの担当の職員の方と店長が話をしているの見た。

職員の方が「もうしわけありません。出来の悪い人を送ってしまって」みたいなことをしゃべっているのが聞こえた。

確かに会社は慈善事業でやってるわけじゃあないし、合う合わないはあるよ。

でも、そういう言い方ってないんじゃないだろうか。

彼だって好き好んで不器用な訳じゃない。

辞める直前の落ち込みようは気の毒だったし、同僚に「自分はダメの烙印を押されてしまった。もう死にたいと」漏らしていたことを聞いた。

なんだろう、個人の努力の問題もあるだろうけど、不器用な人とか上手く馴染めない人、周りが普通にやっていることが出来ない人はどこにいったらいいのだろうか?

未だにこの一件のこと思い出すんだけど、その度にやるせないような残念な気持ちになる。

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