朝から面接の練習があるからと、隣と前の利用者がビシッとスーツ姿を決めていた。
来て早々憂鬱な気分にさせてくれるなぁ・・・。
あのスーツってやつはどうしてこうも人の気力を奪っていくのか!?何であれが正装として通っているのか!?
ジーパンとパーカーも加えてくれれば、大層生きやすくなるのに。何故認められないんでしょうか?まともな理由なんてないでしょう。
スタッフと話していく中で「なるほど、どちらかと言うと、カウンセラーになりたいんだ?」と聞かれ「おお!そうです!それです!」と、喉まで出かかったが、結局言うのは止めた。
「経験も資格も無いのにカウンセラーを目指すねぇ・・・笑」と思われるのが嫌だったから。
実際に求人を検索してみると、老人介護のカウンセラー、障がい者のカウンセラー、不登校児のカウンセラーは賑わっているのに、ニート、引きこもり問題を扱うカウンセラーは不思議な程出てこない。
せいぜい就労支援事業所がチラホラ出てくるくらい。
どうした引きこもり!!
自分が引きこもりデビューした10年前は、まだ話題に上っていたような気がするが、最近は大人の発達障害、少子高齢化ブームに押され、日陰者になってしまったのか!?
スタッフに尋ねても、「こういう事業所がある」と見せてくれても「こういう求人がある」ということは知らないようだった。「なかなかそういう求人は表には出てこないですからねぇ・・・」おいおい、何のための就労支援なのか!?
全国展開して、L社独自のネットワークがありますと体験会で自慢げに語って調子に乗っている癖に、何の情報も無いのか!?と憤りたくなる。
それ以前にスタッフによって熱意が違い過ぎる!良いスタッフを引き当てないと一日と電車賃が無駄になる恐ろしい結末に・・・。
結局、「どんな風に仕事をしていくのか?」について自分も利用者目線以上には知らないので、各地にある事業所を見学していくということで落ち着きそうである。
肝心の求人はどうすればいいのか・・・。
そこから「しょうがねぇなぁ。熱意はありそうだから、見習いでやってみるかい?」と、奇跡でも起きないだろうか・・・。
話し手に対して、聞き手は足りないだろう!?
相談相手が取り立てて大きな挫折経験も無く、味わい深い涙のエピソードも無く、転がる石全てに躓くこともなく、これまで平然とやってきたようなやつだとつまらないだろう!?
サ〇ステで悩みの相談に来ているのに、「自分だって苦労している、自分の息子だって褒められたものではないが真面目に仕事をしているんだ」と、説教される苦い経験があった・・・!!
僕ならその期待にある程度応えられる!!
いっそ相談特化!一極集中!そこに全てを賭ける!
それしか上手くできないけど、そこだけは強いというような感じでいけたらなぁと。
でも実際はそうもいかないだろうから、その他の事務作業がどの程度あるのか。
やっぱり諦めた方がいいだろうか?いや、しかし・・・!!
自分のような何をやっても惨敗するようなダメ人間には、仕事をする上での、続けていく上での、耐えていく上での「指針」が必要なのである。
金が無いから、働いてない状態は不味いから、なんでもやるが通用しない人種なのである。
挫折し、傷つき、涙と共に引きこもってしまった人の社会復帰はつくづく困難を極めると感じる一日でした。
やれやれ、他の利用者の方がその点優秀かもしれないなぁ。
今日の一曲