7月頃より家の前で下水道の工事をしている。
その騒音たるや凄いもので、本は読めない音楽も聞こえない、インターホンにも気が付かないで迷惑していた。
でもベランダから工事の様子を眺めていると、この連日の暑さの中、長袖の作業着にヘルメットという出で立ち、交通整理をしている人なんかは直射日光ががんがん当たるわけですよ。温度計は36℃を指している!
いつしか「大変な作業だなぁ。皆熱中症とか大丈夫かな」とか、心の中で「いつもお疲れ様です!」とか考えるようになっていた。
結局彼らが一生懸命作業してくれるから、普段の生活があるのだ。
とても自分には務まりそうもない作業を眺めつつ、「迷惑だな」という気持ちがいつの間にか「畏敬の念」に変わっていた。