一人舞台

ダメ人間より生まれるたわいの無い趣味と思考の数々

就職支援記3 ~ぼやきの達人への道~

今日も体験プログラムに参加してきました。

「可能性が広がる仕事選び」というテーマで、「今の状態で出来る事をやる仕事選び」か「苦手意識があることでも、長期的に見れば出来るようになるかもしれないことに期待する仕事選び」かについての話です。

「今出来そうな事は何か?」

「長期的に苦手を克服出来そうな事は何か?」

「それぞれのメリット、デメリットとは何か?」

これらについて自分で考え、意見を出していきますし、「普通の人」ならそのことについて、自分なりの意見をここでも書いていくのでしょうが、誰であろう自分である!そのようなことがあろうはずがございませんッ!

 

恐らく今後もひたすらストレスだった、合わなかった、何を目指しているんだ!自分は!という苦悩ばかりが只々出てくるだけだと思います。

 

去年やった病院のデイケアと同じなんだよ。悩みの種を増やしただけで、得る物が何もない。

本来集中し、考えなきゃいけないことなんだけど、受けるストレスが強すぎて全く集中できない。終えて家に帰っても疲労感はずっと続くんだ。

 

来て早々、予定が変更になって30分程時間が余ったので各自自主訓練をしてくださいとのことに。

何をすると思う?タイピングの練習とか、ビーズ作りで集中力を高める修行とか、求人情報の検索とかなんだ。

それは朝早く起き、電車賃を払い、混雑する電車を乗り継ぎ、ぶつからないよう人込みをかき分け、大きなストレスを受け、しなければならないことのなのか!?

他の利用者には悪いけど、あんまりアホくさかったので、英語の冠詞の勉強をしようとネットをしていたらバレて注意されてしまった・・・。個人的にはそっちの方が役に立つんだよ・・・。

 

プログラム中も常に職員の巡回と覗きがあり、これも非常にストレスである。

時々書いた内容について尋ねてくることもある。考えている時に話しかけられると、考えも会話もどっちつかずになってしまう。

様子を知りたい、何を考えているのか知りたいし、それが今後の方向性を決める上での資料となると、聞けば理屈はわかるんだけど、周りを常にウロチョロされるのはやっぱり落ち着かない。

 

各々の席は決まっているのだが、後ろの方に席が空いていたので、そっちで一人静かに取り組ませてはもらえないかと頼むと、「基本的に特別扱いはできない」が、とりあえず次回は様子見ということで良しとしようとのことだった。

職員が来客時に使用することもあるとの事だったので、迷惑を掛けてまでやることではないし、第一皆は従っている中、みっともないかと思いやっぱり断ったんだけど、どういう感じになるのか知りたいから、次回だけと、そのまま進んでしまった。

もうこの時点で「あなたに合ったやり方」が半分崩れたと言ってもいいだろう。

そうか、「後ろで静かには」特別扱いなのか・・・。喫茶店で席に座る時なんて自由でしょ?そのぐらいの感覚で聞いてしまった。

 

会話エネルギーが急激に消耗してくことも如実に感じる。

一対一の面談くらいであれば、自分から質問するくらいはできるんだけど、(尤もそれも連続1時間くらいのものだ)今回のような場合だと、早々に尽きて「もう話しかけないでくれ」「さっさと他の人の所へ行ってくれ」という感じになってくる。

返事を考える体力が無くなって、「あ~・・・」とか「はい・・・」とかの簡単な相槌しか出てこなくなる。

やる気の無い奴だと思われてしまう・・・。まあ、実際持てないんだけど。

 

後になって考えれば皆真面目ですよ。ちゃんとルールを守り、指示に従っているんだもん。自分くらいではないのか?ぼやきと文句を言っている反抗的なやつは。

 

しかし、皆平気なんだろうか?平気じゃなかったけど、克服した。或いはしつつあるのか。

自分は10回通っても100回通っても、ずっと慣れないであろう。

ここでも落ちこぼれる運命にあるのか。

何故どこに行っても「一歩を踏み出してみて良かった」とはなってくれないのか。

何故こんなにもストレスを感じ、嫌な事ばかりなのか。

 

今回の3時間の中で、仕事についての自分の考えを書いてみようという課題に、一言もしくは全く書けなかったのに対し、同じ時間のぼやきについて書くと2000字以上書けてしまう。

これはある種の才能ではないのか!?何の役にも立たないばかりか、蔑まされる才能である。

 

なんだかストレスだけはしっかり受けているのに、肝心の「手ごたえ」が全く無いのが本当にやるせない。で、結局何だったの?という気持ちになってくる。

就職という大きな悩みの前に、就職支援という悩みを新たに作り上げてしまった。

 

人を救えるのは人だ。つまりは「人情」ではなかろうか?

「ったく、しょうがねぇなぁ・・・」と言いつつも、「試しにちょっと自分の所で働いてみるかい?」というのが究極の就労支援ではないのか!?

 

まだ正式に始まる前の体験会で、このやられっぷりでこの先どうすればいいのだろうか。

 

時々前職の事を思い出す。

あの過酷な残業、休日出勤地獄が無ければ、毎日定時で終わってくれれば、まだ続けていただろう。

エヴァンジェ君は本当にダメな奴だなぁ・・・」と言われつつも、手を貸してくれたり、一緒になって考えたりして頂ければ、尚続けていただろう。

そんな夢を見る・・・。

人との別れで、目が潤んできたのは人生で初めての経験であった。

 

孤独っていうと、一人寂しくかわいそうな奴とか、家族や友達と過ごした方が何倍も楽しいのにと思われるだろうか?

今日の一件で、孤独とは貴重な時間で、非常にかけがえのないものだと痛感したのだった。